ステンレスドッグタグの錆びない&金属アレルギーに強い訳
ドッグタグ・ラボのステンレスドッグタグは、
タグプレートは勿論、チェーン・留め具(コネクタ)も
全てステンレス製になります。
24時間365日 毎日身に付けていても問題ありません。
勿論お風呂に入ってもOKですし、
汗を沢山かいても錆びる事はありません。
そればかりか海に身に付けていっても
全然OK!
アクセサリーとしてだけではなく、
本来の意味としての身元確認票として
使う場所を選ばないドッグタグとして活躍します!! >> ステンレスが錆びない理由は…?
またステンレスは金属アレルギーが置き難い金属として知れ渡っています。
そもそも金属アレルギーの原因は、普段身に着けている(ジュエリー)や日用品に使われている金属が、汗や体液で僅かながら溶け、体内に入った際に拒絶反応を起こし、皮膚がかぶれる状態(アレルギー性接触皮膚炎)をいいます。
しかしステンレスが金属アレルギーが起きにくいのは、ステンレスが酸素に触れると不動態皮膜が出来、金属の侵入を防ぐ為です。
本々ステンレスは錆びない&アレルギーを起こし難いから
ステンレスは日用品や日常社会の身近な所に使用される事が多いです。
(食器・台所の流し台・シンク・お風呂・時計等)
また医療の世界では、医療器具として使用されています。
特にサージカルステンレス(SUS316)が
多く用いられているのは周知の事実と思います。
世界にひとつだけの雑貨店のステンレスドッグタグは、
流し台(シンク)や時計によく用いられるSUS304というステンレスで、
サージカルステンレス程ではありませんが金属アレルギーを起こし難いです。
(※極希にステンレスでもアレルギー反応を起こされる方がおります。
100%金属アレルギーが起きないというものではありません。
万が一、発疹等が生じましたら、使用を中止なさって
皮膚科を受診されることをお勧めします。)
…でも何でステンレスは錆びなかったり
金属アレルギーに強いの…?(^^;)
※台所の流し(シンク)の殆どは「ステンレス製」(水場だけど錆びませんよね)
※医療現場で使われているメスなどの医療器具の多くは「ステンレス製」
(特にサージカルステンレスは有名ですね。詳しい説明は下記)
▼「 不動態皮膜 」とは… 金属の表面に酸化した被膜(薄膜)が出来て、内部を酸による腐食や酸化などから保護する膜です。この膜はステンレスに含まれる「クロム(元素記号=Cr)」と「酸素(元素記号=O)」が結び付くとことで「不動態皮膜」が発生します。この膜が腐食を防いだり、金属アレルギーを起こし難くしたりします。
▽何故錆びるの…?
鉄は大気中では、錆びが発生して最後にはボロボロになって分解してしまいます。これは鉄(Fe)が空気中の酸素(O2)に触れると、酸化と呼ばれる化学反応が起こります。この反応により出来たものが、酸化鉄(FeO)いわゆる『さび』と言われるものです。
大気中に酸素がある限り、この現象を避けることは出来ません。
しかし鉄にクロム(Cr)を混ぜ、その割合が11%を超えてくると鉄錆びは殆ど発生しなくなります。これはCrが鉄より非常に酸化されやすく、表面がCrの酸化皮膜で覆われるために、それ以上に酸化反応が金属内部へ浸透するのを遮断しているためです。この現象を「不動態化」と言い、その酸化皮膜を不動態皮膜と言います。ステンレスの場合、Crの含有量が多いほど不動態皮膜は安定なものとなります。
ちなみにステンレスは、表面にキズをつけても大気中の酸素で直ちに不動態皮膜が再生、修復されますので錆びの発生を防ぐことが出来ます。
ステンレスは、この不動態皮膜がある限り錆びないものであり、何らかの理由で、この不動態皮膜が破壊され再生されない状態となると、ステンレスといえども錆びることになります。
ただ稀にステンレスでも錆びが出てきてしまった!…なんて事があります。このステンレスのサビの殆どの場合、塩分の付着や鉄粉の付着による「もらいサビ」です。普通の汚れであれば、洗ったり、ふき取ったりする事で容易に取り除くことができます。
殆どの場合、もらい錆は表面にとどまり内部まで侵食される事はほとんどありませんが、それを永いあいだ放置しておくとサビが進行し穴があくこともあります。神経使うほどステンレスを洗ったり綺麗にしたりする必要はありませんが、簡単に洗ったり拭いたりと手入れをすればずっと奇麗なまま使う事が出来ます。
余談ですがステンレスの「ステン」とは日本語で「汚れる、さびる」という意味で、「レス」は「~しない」という意味です。つまり、ステンレスとは錆びないという意味になるのです。
▽何で金属アレルギーに強いの?
錆びと同様に「不動態皮膜」のお陰で金属アレルギーが起こり難くなっています。
金属アレルギー症状の主な原因は、体内に侵入した金属イオンへの拒絶反応です。
イオンとは金属が水分に溶け出した状態を意味しイオンが体内に入ることにより体が異物と判断し、その拒否反応として皮膚がかぶれたり炎症を起したりするアレルギー反応です。
ステンレスの場合、上記に書いたように酸素がステンレスの周りにあれば自然に不動態皮膜という膜が出来ます。この不動態皮膜は水に溶け難い為に、金属イオンの体内への侵入を防ぐ為、金属アレルギーに強いとされています。
▽金属アレルギーの人と、そうでない人?
あと金属アレルギーは誰でもかかるというわけではありません。身につけた金属とつけている人の条件でかかります。
・溶け出しやすい金属かどうか?
→ニッケルやコバルトなどの、 低品度とされる金属ほど起こし易く、チタン・ステンレス・金・プラチナなどは金属アレルギーを起こし難いとされています。
・金属に触れる頻度
→最初の接触により感作が起こる場合もありますが、 何回も接触を繰り返しているうちに、たとえば何十年にわたって感作される場合もあります。
・金属に触れる条件
→汗をかくことの多い夏に身につければ、 発症しやすくなります。 これは、汗は酸性で、金属は酸に弱いため、金属が溶けるからです。この点からいえば、冬は皮膚炎になりにくいと言え、同様の理由から汗のかきやすい人は金属アレルギーになり易いと言えます。また角質層の厚い人薄い人でもアレルギーの起き易さが違ってきます。
▽サージカルステンレス(SUS316)って?
通常のステンレス(SUS304)をベースにモリブデン(Mo)を2~3%添加し、耐食性を更に高めた鋼種。【耐食性が高い=金属イオンが侵入し難い=更に金属アレルギーが起こし難い】と言えます。
ちなみに一般的に医療用ステンレス=サージカルステンレスという認識で広まっていますが、医療用ステンレスやサージカルステンレスという規格は存在しません。ただサージカルステンレスで認識で広まっている為に、理解しやすいよう、あえてサージカルステンレスという名称を用いて説明しています。
▽ステンレスの【P.V.Dコーティング】とは?
こちらも金属アレルギーを起こし難い表面処理の方法です。当店でも一部の商品に使われています。
特殊な金属蒸気(金属分子)をステンレス表面に接着(コーティング)することにより非常に強固なコーティングが出来る特殊な方法です。医療用の器具にも採用されるなど、アレルギーの方にも非常に安心できるコーティングです。
ちなみにメッキのように塗っている(かぶせている)のではなく、溶接のように表面に接着されてるのでメッキなどよりはがれることが少ないのが特徴です。まったくはがれないことはありません。通常のメッキより剥がれにくいと言うことです。